鎌倉共創プロジェクト 活動報告

市民の声から生まれる新しいサービス

プロジェクト概要

本プロジェクトは、鎌倉市内のコミュニティースペース **COCORU** を拠点に活動しました。 市民の方々やデイサービスを利用されている方々に直接お話を伺い、その生の声(インサイト)を収集しました。 収集したデータは、**共起ネットワーク**などの分析ツールを用いて構造化し、鎌倉市民が日常生活で直面している**潜在的な課題**を特定。 最終的に、その課題を解決するための具体的なサービスの企画・開発を目標としました。

インタビュー活動:声を聞く

実施メンバー

  • 👤 あやな
  • 👤 うめ
  • 👤 ももか
  • 👤 すずか

インタビューの様子と考察

インタビューの様子のイメージ写真

(COCORUでのインタビューの様子)

様々な年齢層の方々からお話を聞く中で、「ルールが複雑で面倒に感じる」という共通のストレスが浮かび上がった。 特に、地域に根差した生活習慣や、情報アクセスの難しさなど、世代や立場によって異なる課題が見られた。 この「複雑さの解消」が、生活の質を高める重要な鍵になると考え、次の課題設定に進んだ。

特定した課題

鎌倉市のごみの出し方が複雑で難しく、めんどくさい

市民の方々からは「分別ルールが細かすぎる」「冊子やウェブサイトを見るのが手間」といった声が多く聞かれました。 市民の皆さんが**もっと楽にごみの分別を理解し、実行できる**システムが求められていた。

  • 👤 あやな
  • 👤 いつき
  • 👤 ももか
  • 👤 すずか
  • 👤 きいち
  • 👤 あつき
  • 👤 かいと(外国語学部の後輩)

開発したソリューション(成果物)

AIごみ分別判定システム (LINE連携)

課題解決のため、写真を撮って送るだけで、写っているものが**何ごみなのか**をAIが判定し、返信してくれるシステムを開発しました。

  • 連携技術: LINE (ユーザーインターフェース) と AI (画像認識・分別判定)
  • 機能: 写真を送信すると、AIが対象物を識別し、正しいごみ種別(燃やすごみ、プラスチックなど)を返信。

結果とユーザーからのフィードバック

結果

かなり好感触。

「これは便利!」「これなら使える」といった評価を多数いただき、直感的な操作性が市民のニーズに合致していることが確認できた。

今後の改善に向けた意見

  • 💡
    視覚補助の要望: 目が見えない人や見えにくい人のために、分別結果を音声で読み上げる読み上げツールを搭載してほしい。
  • 💡
    収集日の情報連携: ごみ種別の判定だけでなく、そのごみを出せる曜日も一緒に出してほしい。
  • 💡
    出し方の詳細提示: 「燃やすごみ」といった種別だけでなく、実際の出し方(例:紙ごみは縛って出すなど)も提示してほしい。